IZUMI(いずみ)のブログ

神戸を中心に活動中。主に役者・マジックのアシスタントをしています。活動のお知らせや日常のブログを中心にお届けしています。

IZUMIのお芝居経歴①

こんばんは、いずみです。

日を追うごとにどんどん涼しくなっていきますね。

とうとう日中もひんやりした空気を感じるようになりました。

 

もう、このまま秋になるのかな?

でも、まだ長袖は早いような・・・羽織るものは必須ですね。

寒暖差が激しいので、体調にお気を付け下さいね。

 

さて、今回はわたしの無駄に長い演劇経験についてお話ししたいと思います。

 

初めてお芝居をしたなと言う記憶は保育所の年長組だったとき、【たつのこたろう】という昔話をクラスで演じた時でした。

 

【たつのこたろう】のあらすじは省きますが、有名ですし、とても素敵な物語なので、興味のある方はぜひ、絵本で検索してくださいね。

 

わたしはその時、”あや”という、笛を吹くのが上手で、動物と話をすることが出来るという不思議な少女の1シーンを演じました。

 

広い湖のどこかにいる、たろうのお母さんを探すために笛を吹き、魚を呼び寄せ、たろうのお母さんを見つけて欲しいとお願いするシーンでした。

 

今でも忘れられませんが、その時、確かにわたしは”あや”と言う名前の少女で、目の前に広がるのはクラスの床ではなく、わたしの目には果ての無い湖が広がっていました。

笛を吹くシーンでは、わたしにしか聞こえない笛の音が聴こえていて、勿論実際には音が出せないのですが、代わりにピアノを弾いてくださる先生のピアノの音を聞きながら生意気にも

 

「ちがう そうじゃない あやの笛の音は わたしの笛はそんな音はしない!」

 

などと心の中で強く思ったのを覚えています(笑)

 

その時に演じるという面白さを感じていたのですが、その後、一切お芝居に関わることはありませんでした。

 

 

大学生になった時に、当時のクラスで仲良くなった友達が

 

「演劇部に興味があるんだけど、一人じゃ不安だからついてきて。」

 

と、誘ってくれまして、二つ返事でついていったのですが、ついていったわたしがどっぷりと嵌ってしまい、その友達はすぐに演劇部をやめてしまったという経緯があります。

 

そこからは本当にお芝居の演劇と言うものにのめりこみ、単位も危ういという状況に陥り・・・教授に迷惑と心配を掛けながら(何度も指導室に呼び出されました・苦笑)それでもぎりぎり卒業し、保育士として働いているので人生って摩訶不思議。

 

さておき、卒業後も演劇を続けたくて、大学のOGで劇団を立ち上げ、細々と活動していました。

 

でも、劇団に所属していると仲間と意見の衝突が起こり、何度も話し合った結果、退団の道を選びました。

 

退団する以上は自分のやりたいことをしたいと思って、初めは一人芝居をしようと安易に考えていました。

 

そんな折、当時、三宮にあったイカロスの森が引越しをするということが決まり、急遽、オファーが舞い込んできました。

 

【アスタマニャーナ~さよならイカロス~】

 

のりまきのりこさんが声をあげ、決まったプロジェクトなのですが、イカロスの森に縁の深い方々が集まって行うオムニバス形式の物語。

その中で、闇色鍵盤さんが自分の作品を上演するにあたって、わたしを指名してくださったのです。

 

みきさんから電話が掛かってきて、出ないかと誘われたとき、今まで声なんて掛けてもらうことが無かったので、内容も聞かずに「出ます」と即答しました。

 

この【アスタマニャーナ】で、のりこさんと知り合い、ヨーコさんに初めて演出をつけていただきました。

 

この時は、まさか、ヨーコさんといろんなことをご一緒させていただけることになるなんて思いもよりませんでしたが、ヨーコさんの演出の手腕を初めて間近で見た時、恐ろしいスピードで演出がつけられ、どんどん出来上がっていく様に、ただただ、目を見張るばかりでした。

 

 

そして、引っ越し先である、現在のイカロスの森がある灘では、杮落としの【わたしの青空】にも少しだけ出演させていただきました。

 

この頃くらいから、自分でもやりたいことが段々見えてきて、本格的に動き出そうとしていました。

 

当時、お元気だったみきさん、そして今も現役の二ノ宮さんに色んなアドバイスを貰って、どうせなら一人芝居もいいけど、とことんやりたいことやればいいやん、本気でやるなら力はいくらでも貸すで!

と言う、心強いお言葉を頂き、本当に調子に乗って自分で公演を打つことが決定しました。

 

 

今は、活動休止中ですが”青井聖和”さんに沢山、相談に乗っていただき、アドバイスを頂きながら台本を自分で書きました。

 

赤ずきん

 

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オオカミと赤ずきん

 

童話をもとに、自分の好きな世界観をこれでもかというくらい詰め込み、今思うと本当に申し訳ないのですが、オオバカオリさんに頼み込み演出を引き受けてもらい、みんなであーだこーだと知恵を絞りながら、苦しくも楽しい稽古を送り、怒涛の本番を迎えました。

結果はまずまず、好評で、こんなに何もない自分に手を貸してくださるなんて、本当にイカロスの森に集う人はあたたかいと実感しました。

 

その後、調子に乗って、今度は自分で作・演出も行い、グリム童話のオムニバスを上演しました。

 

諸星大二郎”さんが大好きなので、また、いつか、この方の漫画をもとにお芝居を作ってみたいななんて夢見ています。

 

 

思いのほか、長くなってしまったので、続きはまた今度~。

 

 

IZUMI