幻想狂詩曲~楽士のみなさんとの思い出~
こんばんは、いずみです。
もうすっかり冬ですね。
でも、2月が一番寒いと思っているので、まだ、今から寒い寒いと言っていたら生き残れないのではないかと思ってしまういずみでした。
さてさて、もう12月ですが、先月のマジックショーの思い出を①楽士メンバー②キャストメンバー③スタッフメンバーに分けて、綴りたいと思います。
あくまでIZUMIとエスピーニャ視点ですのでお気になさらず(笑)
舞台準備中、音合わせをされていることに気が付き、慌てて携帯を持ってパシャリ☆
切り株のようなステージの上で演奏される楽士隊。
傍に大きな樹もあり、なんともファンタジックです。
衣装は民族衣装をモチーフにしており、それぞれ個性が際立つ形となりました。
以下写真はゲネの間に撮影してくださっていた【松田ミネタカ】さんによるものです。
素敵なお写真の数々、ありがとうございます。
【武井義人さん】
初めての印象は、穏やかで優しそうな人というものでした。
兎に角真面目で、途中参加・・・しかもピンチヒッターと言うことで、あまり時間もない中、一生懸命合わせてくださっていたなと感じています。
何事も経験だ!と、飛び込んでくださり、その勇気と熱意に感謝しています。
そして、ドラムだけかと思いきや、なぜか演技までしないといけない羽目に・・・
マイプキーテスに仄かな(?)恋心を抱いており、ちらちらとマイを盗み見たり、手を振ったりと・・・いろいろと無茶ぶりもあったかもしれませんが、快く引き受けてくださり・・・快かったかは本心は武井さんのみ知るですが・・・ありがとうございました。
エスピーニャとして、妹のように大切なマイによからぬことをしないかと冷ややかに見ておりました(笑)
曲の始まりであったり、何においてもリズムを刻んだり、マジックでも効果音的に音を出したりと、本当にお疲れさまでした!!
【マスターTIDAさん】
TIDAさんと初めてお会いしたのは、水道筋にあるみっきー食堂にて、今回の顔合わせの席でした。
珍しくお店に一番乗りをしまして、適当なところに座って、みんなの到着を待っていますと、その次に来られたのがTIDAさんでした。
初めまして・・・だったのですが、気さくにお話ししてくださり、やさしそうな人だなと言う印象だったので、長髪だしサングラスを掛けるから風貌が怖がられると聞いたとき、改めてTIDAさんを見て「たしかにーーーーー!!!」って、思いました←失礼
お喋りしているといつも楽しく気さくな方なのに、ベースを持って演奏に入ると急にスイッチが入ったように仕事人の顔になるギャップが一番ある方でした。
ニールとエスピーニャのマジック【ヒンドゥーバスケット】では始まりの合図がTIDAさんのベースだったので、TIDAさんの演奏が始まるまでに衣装替えをして、袖で準備運動して待っておりました。
そして、やっぱり、TIDAさんもミナトノヨーコさんの演技指導を受け、セリフ付きで参加するという・・・
「食糧庫でパン喰ってた」
早々に舞台袖で出番をじっと待っているTIDAさんがなんだか可愛らしかったです。
緊張されてるかなあ~と、思って見ておりました。
エスピーニャとしては、ピアノと仲のいいベース。
話せば楽しいので、挨拶はするというスタンスかなと。
力強いベース音をありがとうございました!
【闇色鍵盤さん】
闇色鍵盤さんのピアノが好きです。
すっかりお馴染みのお方ですが、何かと縁の深い方だなと勝手に思っております。
縁が深いというか・・・闇色鍵盤さんがいらっしゃらなかったら、ひょっとしたら、私が今、こうやってたくさんの方々と共に過ごすという時間も無かったのではないかなと思うくらいです。
勝手知ったるミナトノヨーコ演出で、お芝居も勿論【首落ち】のマジックと共に、素晴らしいピアノ演奏をしてくださいました。
勝野勉さんとコラボした、闇色鍵盤さん自身の持ち歌の演奏や、マジック宣伝では、フルバンドで豪華に演奏されたり、とても感動しました。
そのフットワークの軽さで困った時は闇鍵さんを合言葉に、大分お世話になりました。
今後も、ご活躍を楽しみにしております。
エスピーニャとしては、今一つ、掴めない相手ではあるけれど特に警戒するほどではないかなと、言う感じでしょうか。
エスピーニャの登場シーンの回転ではピアノで効果音を入れてくださって嬉しかったです!!
ありがとうございました!
【勝野勉さん】
勝野さんは、Tomazさんとお友達と言うことでよく、飲んだり食べたりといっしょに過ごすことが多かったです。
日本屈指のケーナ奏者とお聞きしていましたが、イカロスの森で初めてその音色を聞いたときはあまりの鮮烈さに驚き震え感動しました。
本当に巧みに音を出されていて、ずっと聞いていたいと思わされる心地よい音色です。
性格も落ち着いていて、穏やかな方です。
楽士隊の中では新人設定があったそうです。
エスピーニャが少し怖いのか、いつもビクビクおどおどしながら話しかけてくれるのですが・・・
「エ、エスピニーニャさん。。。」
は、衝撃の事実でした・・・
でも、エスピーニャとしては、また呼び間違えられたなくらいの感覚で、しょうがないなという思いでした(笑)
そして、エスピーニャの着替えの関係でどうしても登場が遅れてしまうシーンがあって、何とかしたかったのですが何とかできず・・・
本当に本番の直前に勝野さんを捕まえて、
「すみません、登場が遅れてしまうので”なんの話?”って、話を振るので適当に答えてもらえないですか?」
と言う無茶ぶりをしてしまいました。
突然なのに、快く・・・快かったかはわかりませんが・・・聞いてくださり、本番でもきちんと受け応えてくださいました。
エスピーニャとしては、内向的な弟という感じで捉えておりました。
【たけちょうさん】
たけちょうさんは、今回のマジックショーのバンドのリーダーということもあり、お芝居の稽古にもちょこちょこ顔を出して見守ってくださってました。
こういう言い方しかできず、本当に申し訳ないのですが、ギターが本当にめちゃくちゃうまいです。
「こんなふうにできない?」「なにか音出せないかな?」「きっかけが欲しいんだけど・・・」
と言うような、ふんわりとしたオーダーにも色んな音の出し方やメロディで答えてくださり、中にはギターでこういう音が出せるんだなあと思う時もあって、非常にわくわくした時間でした。
実は、ニールとエスピーニャのマジックショー【ヒンドゥーバスケット】は、始まる前に【火喰い】のマジックをする予定がありました。
それが、消防の関係で却下されてしまい・・・
*そう、ちゃんと、火を扱うので消防署に確認と許可を取っているのですよ!
その却下されたのが本当に直前だったため、代用のマジックも出来ず、でも、見ていた演出のヨーコさんが始まりのインパクトが無い・・・
と言うことで、やむを得なく、わたしのよくわからないパフォーマンスを入れないといけなくなってしまったのです。
「曲が掛かったら、舞台に走ってきて、回転して投げキッスしてくれないかな?」
・・・
「え、いやです」
ここで、イカロスの森の精鋭を誇る木村佐和子さんや吉田奈津子さんでしたら「YES!!!!」と、答えるのですが一度お断りをするという怖いもの知らず・・・
「ちょっと・・そういうのは苦手分野で・・・」
「うんうん、そうやんな・・・わかる。でも、やって。」
引かない演出!当たり前だ!!
と、まあ、そんなこんなでエスピーニャの登場シーンが出来たわけなのですが、その後でニールを呼び寄せる為、そのきっかけの音がまた必要と言うことで、これまた直前だったのですがたけちょうさんにお願いに行くという・・・
ヨーコさんと一緒に、きっかけの音が出せないですか?とお願いすると、少し考えて「ああ、じゃあ、ここでこういう音を入れようかな」と、すぐに思いつくところが流石です。
本当に、このエスピーニャの登場が突貫だったため、私自身も動きが定まらず、楽士の皆さんはわたしのつたない動きに合わせるのは大変だったと思うのですが、回転した時に闇色鍵盤さんがピアノでしゃら~んって弾いてくれたり←音楽表現が乏しくてこんな表現ですみません 本当にありがとうございました。
マジックパートは音楽がどのシーンもかっこよくて、楽しくさせていただきました。
あと、エスピーニャがポンちゃんに声を掛けるファーストコンタクトの時、わたしは上手の袖で待機しているのですが、いつも、たけちょうさんがわたしの登場を見守ってくださっていて、安心して向かうことが出来ていました。
エスピーニャとしては、バンドメンバーの取りまとめ役だし、何かと気の付く相手だったのでなるべく近寄らないようにしていました(笑)
お芝居やマジックに音をあてるというのは、本当に大変だったと思うのですが・・・
ましてや、このマジックショーの為に編成されたバンドメンバーなので色々あったかもしれませんが、本当に楽しく素敵な時間を過ごさせていただきました。
本当に本当に、ありがとうございました!
TIDAさんと闇色鍵盤さんの漫才のような組み合わせも随所にあり、楽しかったです。
生演奏・・・贅沢な時間でした。
皆様、お疲れさまでした&ありがとうございました!
また、お会いしましょう!
IZUMI