幻想狂詩曲～キャストのメンバーとの思い出～
こんばんは、いずみです。
マジックショーも終わり、職場の行事も終わり、やっと少し余裕が出てきました。
まだ、追いついていない書類もあるので、なんとか明日中に終わらせて、気持ちよく年末年始が迎えられるように、色々と計画を立てていきたいものです。
その為にも、もう一山あるのですが・・・がんばります！
さて、今回はキャストメンバーとの思い出を綴りたいと思います。
あくまでIZUMI＆エスピーニャ視点ですので、お気になさらず。
写真はすべて【松田ミネタカ】さんによるものです。
無事に終了！と言っても、これはゲネの時の写真なのですが、本番でもこの瞬間が一番幸せな瞬間でした。
【ニール：Tomazさん】
魔法使いでマジシャン・・・通常運転と言えば通常運転だったかもしれませんが、セリフはないとはいえ、がっつりお芝居しないといけないし、何気なく動くことは許されない。
舞台上のお約束もあったりして、大変な部分もあったかなと思います。
でも、長年培ってきたマジックの練習の成果なのか、パントマイム的な動きや普段のマジックショーもほぼ無言でされているので、言葉は無くても伝えるということが身についています。
マジックしつつ、ニールとしての表現もしないといけないということで、追いつかないところもあったでしょうし、ゲネの時は準備が間に合わずバタバタしてしまいました。
珍しい、Tomazさんの焦っている姿を見たりもしました。
それでも、本番では、誰よりも落ち着いていたなと感じます。
実は、公演本番中、昼の部はわたし自身も色々とうっかりしたことが多く、ストーリーやマジックには見た目そこまで支障のないことではあったのですが、内心慌てるわたしを知ってか知らずか、さりげないフォローをたくさんしていただきました。
エスピーニャとしては、油断ならない相手と認識してました。
穏やかでいつもにこにこしているけれど、みんなと空気が違うものを感じていたし、魔法の力で引き合うものもあったんじゃないかなと勝手に思ってます。
だから、サイキックな会話もすぐに相手がニールだと気が付いたし、驚かなかったんだと思います。
でも、いいやつなんだろうなとは思っていたし、マイとの関係も気が付いていたから厄介に感じていたところもあります。
今回の新しいマジック！！
細部はうまくいくのに何度も練習しましたが、ほぼほぼ問題なく、Tomazさんにも成功率の高いマジックだったと言っていただけました。
私自身も、好きなマジックで、内心はドキドキしていたのですが、自信をもって臨むことが出来ました。
でも、まだ、できるところあるなあ。
写真はゲネの時で、ちょっと不安そうですが（苦笑）
本番ではニールとも余裕を持ってアイコンタクトが出来て、楽しい時間でした。
こんな言い方は少し失礼かもしれませんが、普段は静かでおとなしくてぼんやりしているのに、マジックショーとなると顔つきが変わって、かっこよくなるのが凄いです。
【マイプキーテス（通称：マイ）chisa】
かわいい担当のchisaちゃん！
役者の経験が浅い中、ヒロインを見事に演じ切っていました！
最初は、動きもどう動いたらいいのかなと迷っている感じで、台詞は入るのが誰よりも早くて正確で、でも、どう感情を乗せたらいいのかと考えているようでした。
稽古を重ねるうちに、気持ちが入るようになってくれば自然と動きも出てきていたし、マイの心の底からの声が確かに本番では聞こえてきたような気がしています。
少なくとも、本番中はずーっとエスピーニャとマイという関係が出来ていた気がします。
マイは光で、エスピーニャは影。
でも、マイはエスピーニャの居るところにも光を持ってきてくれたなと感じています。
エスピーニャにとってマイは最初こそはただのターゲットだったのですが、自分にも向けられる屈託のない笑顔や、その天然な行動に放っておけない、妹のような気持ちが芽生えていたと思います。
マジックも段々、堂々と出来ていて、何よりも、chisaちゃんはただそこに居るだけで後ろにキラキラしたお花が見えるくらいかわいらしいから、それは誰にも真似のできない、プリンセスたるものであったなと感じています。
【ポンテム：有馬里佳】
フィジカル担当！
その通り、今回、色々と体を張ってくれました。
マジックも、初めの出現マジックを皮切りに、箱浮遊からの出現マジックや、ビール瓶消失マジック、それに殺陣もありました。
殺陣では、うまく動けないわたしの動きをサポートしてくれたり、練習にも何度もつきあってくれて、殺陣がうまくいったのも里佳さんと響さんのお陰です。
台詞も多く、直前まで増えたり変わったり・・・
役者やマジックだけでなく、様々な作り物もしてくれていました。
また、いろんなことに気が付いて気配りがすごい！
里佳さん、やさしいなあ～っていつも思います。
稽古中、エスピーニャとポンテムの生い立ちを話していて、共通点多いなあと思ったり・・・
おかげさまで役作りの整理もできました。
里佳さんの隣では肩の力の抜けるわたしです。
エスピーニャとしては、ポンテムの明るい竹を割ったような性格は楽だし、いっしょにいて楽しかったです。
ポンテムの生き方に憧れも抱いていたから、心配そうに見つめるポンテムに気が付いたとき、心が一気にかき乱されました。
楽屋では、里佳さんのメイクをちょっとだけさせてもらったり・・・
アイラインで、大きな目がさらに大きくなったときはびっくりしました！
衣装と相まってかわいかったです♡
逆に、エスピーニャの髪ゴムを編んでもらったりもしました。
明るく元気よく、時々いたずらっぽい、自然と相手を思いやるポンテムでした。
【スロズイ・響】
ピエロと聞いてましたが、こんなに白塗りで本格的なピエロに変身するとは本番まで知りませんでした。
衣装もメイクもすごい！！
ちなみにメイクはヨーコさんです。
ヨーコさん、すごい！！
スロズイとはほぼ絡まないです。
でも、エスピーニャとしては頭がよく鋭そうなスロズイを少し敬遠していたところもあったと思います。
スロズイ、ただのおちゃらけピエロではありません。
実はインテリで、頭の回転も速く、振舞もかっこいい！！のです。
響さんは自分には無いキャラや～って苦戦されてましたが、わたしはスロズイの最後の
「ポン、追いかけるぞ。」
このセリフのスロズイが好きです。
全部、この感じだったら絶対もっと雰囲気出たのではと思いながら・・・
自分にないキャラを演じるは大変ですが、うまく嵌ると楽しいですね。
響さんにはもっともっといろんな役をしてみて欲しいなって思います。
そして、実は今回、特に何もマジックに関わってなかったので・・・
次回に！期待！！
【はむにゃん：のりまきのりこ】
のりこさんは、常に全体を見てくださっていて、足りないところや急ぎのものから順に一つ一つ消化していってくださいました。
そして、何より、自分自身のはむにゃんの頭を作るということで、型を作り、コピー拡大をし、切って貼って切って貼って・・・
井上さんにもお手伝いいただきましたが、ほぼほぼ、のりこさんがご自分で仕上げていました。
最終的にはとってもかわいいはむにゃんになりましたが、途中過程はエイリアン・・・な時もあり、稽古中、笑いが止まらなくなるという超失礼なことをしてしまいすみませんでした（笑）
はむにゃんは、のりこさんが台詞を録音して、その録音に合わせて動くということで、音に合わせて動くというとっても難しいことをしてました。
加えて、やっぱり着ぐるみの頭は視覚的にも見えにくいし、何より暑いらしくて、本当に本当に大変だったと思います。
でも、動きは、誰にも真似できない、これぞはむにゃんというものになったと思います。
ただ、のりこさんがいらっしゃらない時はわたしや里佳さん、響さんが代役をすることもあったのですが、みんなのりこさんのものまね大会みたいでそれはそれで面白かったという（笑）
この物語は、もう、上演はないかもしれませんが、また、形を変えて出来ることがあればいいなと思っています。
大変だけど・・・
みんなでがんばろう～！
このメンバーでお芝居が出来て、マジックショーが出来て、楽しかった。
ありがとうございました！！
IZUMI
