こんばんは、いずみです。
先日、12月28日(土)にイカロスの森にて【授業】が無事に終わりました。
昨年12月、【背中から40分】の公演を観に来てくださっていた脇本薺さんから、今年の2月、【陰翳礼讃】を観に来ていたわたしに声を掛けてくださったことからスタートしました。
【背中~】を観てくださり、声を掛けてもらえたことがとても嬉しかったのですが、正直、イカロスの森を離れて・・・しかも大阪まで公演に行くということが全くの初めてのことだったので、不安はとても大きかったです。
せつことしてのわたししか知らず、どんな人かもわからない状態で声を掛けてくださったことはありがたい反面、どこまで期待に応えられるのか、想定していたことが出せなかったら・・・そんなことを始まる前から考えてしまいました。
でも、どこまでできるのだろう、自分の役者の価値とはどんなところにあるんだろう、がんばりたい!と言う気持ちもありました。
声を掛けてくださった薺さんが、本当に色々とお気遣いをしてくださって、いつも状態を気にかけていてくれました。
それは、わたしにだけでなく、出演者やスタッフ、すべてのことに気を配り、くるくると動いてくださっていました。
薺さんがニコニコ笑ってくださると、傍に居るわたしも明るくて幸せな気持ちになりました。
演出には若浦宗八さんと玉置稔さんがついてくださり、【授業】をどんな方向に持っていくのか、次々とアイディアを出してくださいました。
方向性が決まると、それをどうやって効果的に見せるか・・・
あっという間に作り上げられていく世界にわたしもあれよあれよと巻き込まれました。
若浦さんは、演出だけでなく、舞台監督でもあり音楽担当でもあったので、やることいっぱい、頭も体も物凄く使っていたと思います。
お陰で、ひとつの世界にまとまり、最後まであの世界が成立していたと思います。
なかよく音響確認する玉置さん(左)と若浦さん(右)♪
映像効果で盛り上げてくださった森山さん。
朝撮ってきたんだ・・・と、出来立て映像を見せてくださいました。
スミレ座さんでも映像効果を拝見することはありましたが、まさか、わたしも関わらせていただけるとは・・・
面白い映像もたくさんあったらしいのですが、正面から見られなかったのがざんねんです。
みんな白っぽい衣装だったので、よく映えていましたね。
そして、イカロスの森でも素敵な照明を作ってくださったじゅんいちさん。
今回は裸電球がいい感じでしたね。
今度はスミレ座でご一緒出来たら素敵だなと思っています。
ノイズを入れたり、音響効果を担当してくださった津曲さん、そして楽器を二つ同時に鳴らすParkさん、それに若浦さんも、オープニング、途中演奏、エンディングと彩をありがとうございました。
メイド衣装、初めて着たときはみんなに驚かれましたね(笑)
誰よりも目立つ衣装になりましたが、一応、今回の世界のラスボスだったそうなので、多少の派手さはお許しください。
兎に角、衣装負け、世界観負けだけは自分の中で許されなかったので割と必死でした・・・
女生徒役の園田郁美さん。
みんなから郁ちゃんと呼ばれていたので、わたしも気が付いたら郁ちゃんと呼ばせていただいていました。
屈託のない無邪気な笑顔で、スパッと気持ちのいい物言いをする、ギャップ満載のキュート女子でした。
公演が終わるころには彼女の口調が少しうつっていて、響さんから「あれ?そんなバリバリの関西弁やったけ?ん?」と、言われました(笑)
影響力あるなあ。
教授よりも強かったり、気性が激しかったり、パワフルな一面を見せたかと思うと、急に弱くなったり・・・
本当にお疲れさまでした。
いっしょに舞台に立ててとっても嬉しくて楽しかったです。
からみは無かったけど、アイコンタクトしたり、コップに水を要求したり応えたり・・・微妙な関係が面白かったです。
そして、今回の企画者である茨木童子さん。
脚本を書いたり、演出を考えたり、セリフを覚えたり・・・
実に30年以上の舞台とのことだったので、色々と勘を取り戻すのは大変だったと思います。
二ノ宮さんが、むかし舞台を見たことがあり、すごい!かっこいいなあ~と、思ったそうです。
そして、今回、その当時の様子を思い出すほどだったとのことでしたので、これを序章にますます今後の活躍を期待したいです。
一番、教授と接点があるのですが、実際は見ているけど見えていない。
感じているけれど感じていない。
遠いようで近いような・・・居るんだけど、存在しない相手だと認識していました。
イカロスの森では、お客様で来てくださっていた筈なのに巻き込まれた方が多数・・・
音響の問題解決に力を貸してくださった松尾重典さん。
店番をしてくれた響さん。
靴袋係をしてくださった木村佐和子さん。
本当にありがとうございました。
そして、上でも少し載せさせていただきましたが、素晴らしいお写真の数々を撮ってくださった秋久秀雄さん。
あの時の気持ちが蘇ります。
本当にありがとうございました。
最後に、観てくださった皆様、お声がけしてくださった方、感想を伝えてくださった方、本当に本当に、ありがとうございました。
今後も出来る限りの力で、全力で舞台に向かっていきます。
また、ご縁がありましたら、どうぞよろしくお願い致します。
郁ちゃんといっしょに☆
IZUMI