星座をつむぐ者~姉さんのヰタ・セクスアリス~
こんばんは。
いずみです。
すっかり、ご挨拶が遅くなってしまいましたが・・・
今月、12月12日(土)13日(日)はイカロスの森にて、闇色鍵盤さん主催の『星座をつむぐ者~姉さんのヰタ・セクスアリス~』が上演されました。
わたしも、姉役としてご一緒させていただきました。
こちらは、一度、ミナトノヨーコさんのアトリエにて上演されたものの再演でした。
物語の背景には、夜の闇が世界を侵食しようとしていて、それに抗い、戦う人々が居て、夜との戦いの為にバイオテクノロジーを駆使して生まれた人造生命体が居たり、夜の浸食から逃れるために鉄道に乗るなど、SF要素が満載です。
今回の主人公は姉と弟。
快楽とは何か、愛とは何か、愛=快楽なのか、自分探しをしているような姉が愛したのは実の弟。
でも、弟を愛することはただの自己愛にすぎないと、真実の愛を探し求める姉の行きついた先は・・・
と言うことで、前回は弟ではなく、感情を持たない人造生命体と運命を共にする姉が描かれていましたが、今回はラストが大幅に変更されました。
さらに、映像が随所に散りばめられ、闇色鍵盤さんの歌もなんと8曲も披露され、ボリュームのある舞台になっていたのではと思います。
私はと言えば、一度演じたことのある姉さんだからと思っていたのですが、なかなか定まらず、これでいいかな・・・こんな風に読むと伝わるかな・・・雰囲気が出せるかな・・・なんて、いろいろと頭の中で考えながら読んでいました。
今回の朗読で改めて思ったのは、頭で考えている内は本当の感情と言うものは出しにくいのかもしれないなと言うことでした。
勿論コントロールは必要になってくるし、感情を表現するために技術も必要だと思います。
でも、気持ちや感情は理屈ではないのかもしれないです。
うまく表現できていたか、わたしにはわからない部分もあるし、観てくださった方が自由に感じていただけたら幸いなのですが・・・
役の気持ちに深く入り込むためにできる努力と言うものは際限がないかもしれないなと思いました。
一層、抜け出せなくなるくらい入り込みたいものです。
何はともあれ、コロナの波が再び押し寄せてきているこのような時期に、観に来てくださり、応援してくださり、本当に本当にありがとうございました。
誘ってくださった闇色鍵盤さん、演出のヨーコさん、映像を作り出してくださったshigelin'burgさん、素敵な照明でひっそりと盛り上げてくださった業さん、映像を合わせてくださった伊織さん、影に日向に奈津子さん&里佳さん、本当に本当に支えてくださり、ありがとうございました。
また、こういう機会が持てたらと願っております。
IZUMI