こんばんは、いずみです。
本日で年内のお仕事は最後となりました。
突然ですが、28日にお休みを頂き・・・
降ってわいた連休にドギマギしております。
取り合えず、大掃除や台詞覚えや、一息つくことも忘れず、残りの日数を過ごしたいです。
と言うわけで、年内に起きた出来事について、書き損じが無いようにしたいのですが・・・
そうですね。
この話はしておかないといけないかな、と言うことで、題して・・・
【夜を歩く】
11月の某日。
『星座をつむぐ者』の稽古後、みっきー食堂にていつものように、みんなでごはんやお酒を頂いていました。
23時頃にラストオーダーとなり、闇色鍵盤さんは先に帰りました。
わたしは珍しくお酒を飲んでいて、伊織さんは連日の疲れからウトウトしてました。
「帰る時にちゃんと起こしてあげるから少し寝たら?」と、声を掛けつつ、わたしのほうが先に帰っちゃうから、実際に声を掛けるのはヨーコさんだなあなんて思っていたら、ヨーコさんがサテライトについてポツポツと話してくださり、それをうんうんと聞いている内に、帰らないといけないということがすっかり頭から抜け落ちていました。
丁度前日に、伊織さんと平日は終電が遅い時間帯まであるよね、と言う話をしていたせいか、いい感じに酔いが回ったせいか・・・
暫くして、Tomazさんとのりこさんもお店に入ってきたのですが、ふと・・・
「いずみちゃん、終電大丈夫?」
と、言われ・・・
顔面蒼白
慌てて、終電の時間を調べ、腕時計を見て・・・
「積んだ・・・」
あと、5分で終電に間に合うJRが出発してしまう。
どうする?
どう考えても間に合わない・・・
でも、意外と終電は少し遅れたりすることもある・・・
今から走ればワンチャンあるかも???
と言うわけで(よせばいいのに)荷物を持って、お会計も明日払います!と、言ってお店を飛び出しました。
見ていたのりこさんが「帰っておいでー!泊めてあげるからー!」と、言ってくださったのですが・・・
下着とか化粧道具とか、最悪下着はいいとしても、こんな日に限って化粧道具を・・・眉を描くものすらも、何も持ってきてない!!!!
と言うわけで、もう、どうしても無理だったら戻ります!と、伝え、兎に角ひたすら走りました。
結果・・・
間に合わなかったわけですが・・・泣
(´;ω;`)ウッ…
取り合えず、新長田まで行ったには行ったのですが、改札に続くエスカレーターの下で駅員さんが大きくバツーーーー!!!と、腕で書いているのを見てすべてを察しました。
終電・・・逃した・・・
電車で帰ることが不可能になり、ここからどうするかを考えたのですが・・・
・どこかで始発まで時間を潰す
・知り合いの家にお願いする
・タクシーをお願いする
お金が無かったわけではないです・・・
でも、わたしの導き出した答え、それは、
歩いて帰ろう
でした。
はい、この時点でバーカ!!!バーカ!!!って、聞こえてきそうです。
自分でも愚かだと思う。
ただ、わたし、こういう事態が初めてではなくてですね・・・←ええー( ゚Д゚)
遡ること・・・あれは、いつのことだったか・・・
灘駅近くのたまいちさんと言う居酒屋さんで、二ノ宮さんと佐和子さんとヨーコさんと飲んでたと思うのですが、人生で初めて桃のチューハイを飲みました。
チューハイが何かもわかってなかったのですが、何となく美味しそうだなと思い、頼んだのですが・・・あれ、焼酎で割ってるんですね。
一口飲んで、あ、これ、やばいやつだ・・・
と、思っていたら案の定、めちゃくちゃ酔っぱらってしまいまして、電車に乗ったらすーっと眠気に引っ張られ、降りないといけない新長田駅直前でプツッと意識が途切れ、暗い意識の中「・・・・かし~・・しあかし・・・・にしあかし~」と、放送が聞こえ。。
( ゚д゚)ハッ!
気が付くと、西明石。
折り返し電車終了のお知らせ。
なんだとーーーーー???
茫然としつつ、どうしようと思ったのですが、西明石は昔、姉が住んでいてバスに乗ってよく遊びに来ていたんですね。
バス道は良く知ってるし、そこは酔っ払いのなせる業なのか、うん・・・
歩いて帰れる☆
などと、思ってしまったのがそもそもの間違いだったんです。
思った以上に道のりは遠く、足がガクガクになりながらも、挫けそうになるとコンビニで休憩し、5~6時間くらい掛けて帰宅しました。
馬鹿だなあと自分でも思いましたが、まあ、無事に帰ることが出来たし、運動になったし、体重が減ってたらいいなあ・・・減らないか・・・あんなに歩いたのに。。。
なんて、呑気なことを考えてました。
そして、昨年。
Tomazさんのマジックショーに出演するため、土曜日の夜にTomazさんのご自宅に稽古に行った時のことです。
明石駅から自宅まで直通の深夜バスが出ていることを知り、これに乗って帰ったら楽だなと思ったんです。
で、実際にそのバスを待っていたのですが・・・
ふと、電車で帰った方が早いかもしれないことに気が付いたのですが、でも、楽さを取るならバスがいいし、でも、どうしよう、を繰り返しつつ、ほんの少しの嫌な予感を覚えつつ終電の時間が過ぎたので、おとなしくバスを待ってたんですね。
私以外にも5~6人バスを待っていて、まだかな~まだかな~と思ううちに・・・
バスの時間が来ても・・・
バスが来ない!
5分待ち、10分経つ頃には後ろの人たちもザワザワしはじめ・・・改めてよーく・・・
よおおおおおおおく確認してみると
深夜バスは土曜日は運行しません
なにーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!
おとなしく・・・電車で帰っていたら・・・
後悔先に立たず。
で、この時は素面だったのですが、なまじ過去に西明石から帰宅した経験があったために、西明石よりも明石の方が自宅に近い。ということは・・・
余裕で帰れる☆
この時の自分も馬鹿じゃないの、って思うのですが(TωT)
歩いて帰っちゃったんですね・・・
確か、4時間くらいで帰宅したかと思います。
確かに、西明石から歩いた時よりは早かった。
まあ、運動になったし・・・体重は全然減らなかったけど・・・
と言う、まあ・・・そんなこんながありましてですね。。。
2020年も行ける気がしたんです。
しかも、今回は明石よりももう少し近いとこから帰宅できる。
なんて言ったって、朝霧からだからね!!
不安だったのは、こんな時に限ってヒール・・・
いや、でも、いざとなれば靴なんか脱げばいいし!!
ていうか、なんでタクシー使わないの???馬鹿なの???
やっぱりああいう時は変なアドレナリン出てるんだろうなあ・・・
と言うわけで、わたしの夜は始まったのです。
月がきれいで、灯がなくても、月の光で十分明るかったです。
丁度、【星座をつむぐ者】の稽古中で、物語の中で姉さんが歩いて弟の街に帰ろうとするシーンがあるので、姉さんの気持ちを想像しながら歩こうと闇色鍵盤さんのピアノを聴きながら歩いていました。
時々、マジックショーの動画を見たり、サテライトでもわたしの役のヨネが重たい荷物を抱えて歩くシーンがあるので、そのことを思い浮かべながら・・・
でも、やっぱりだいたい姉さんの気持ちを考えてました。
弟のことをどんな風に思いながら歩いていたのか、歩き続ける気持ち、実際の疲労感、夜の闇の浸食や日時計のことなど・・・
時々、月の写真を撮りながら、延々と歩いてました。
でも、夜道を歩くってやっぱり少し怖さもあるので、何かあった時の為に記録しとこうとツイッターに投稿しながら歩いてました。
「次は〇〇目指すぞー☆」
みたいな。
ツイートが途切れて、音信不通になったら、そこで何かあったのではと察してもらえるかなあ見たいな←不吉
ツイートを読んで、何してるんだとご心配をお掛けしました方々、その節は申し訳ございませんでした;;
マジックショーの為に筋トレをしていた効果がここで出たのか、疲労感は少なめでした。
とは言え、不思議なことに、あと少し!と、思ったとたんに疲労は増します。
そして、急に到着が遠ざかるような気がします。
【星座をつむぐ者】の中で、『あんなに歩いたのに日時計はそのまま。遠ざかっていない・・・』と言う台詞があるのですが、それを体現した気持ちでした。
でも、なんやかんやで大体3時間で帰宅。
速い!!←おバカ
そして、今回、体重がガクーッと落ちました。
やったね☆←呑気
お陰で、この時に歩いた経験は朗読の中でも常に頭の中にイメージがありました。
全くの無駄ではなかったと思いたいです。
毎回思いますが・・・
もう二度とこんな夜に歩く経験はしたくないです。
とか言いつつ、しそうな自分が居て怖い・・・
今度はちゃんとタクシー使おうね、わたし。
IZUMI