星が降ってくる日
幻想狂詩曲の本番だった11月24日前後は、天気予報では雨が降る予定でした。
寒さも一入で、お客様からしたら会場まで来るのは大変だろうと心配していましたが・・・
当日は降らずに、そして、大掛かりな大道具の搬入も搬出も無事に済みました。
イカロスの森の小屋主である一本どっこ、こと、みきさんが眠りについて以後、イカロスの森では一つのジンクスがあります。
大きな公演の時は雨が降らない。
みきさんが晴れ女であったということから来てるのだと思うのですが、本当に、イカロス公演はお天気に恵まれることが多くて、降っても、公演中だけ止んだりと色々とミラクルが起きることもありました。
そういう時、みきさんが観に来てくれているんじゃないかなと思ったりもします。
今回はイカロスの森での公演ではありませんでしたが、イカロスの森総動員という形でしたし、実質イカロス公演と言ってもいいかもしれません。
ヨーコさんもイカロス組!って言ってましたし(笑)
みきさんはどなたに対しても愛情の深い方で、面倒見が良くて、そして、寂しがり屋である・・・と、二ノ宮さんに伺ったことがあります。
わたしもそれに漏れず、みきさんには本当にお世話になったし色々と気にかけていただいたと思ってます。
本当に、本当に、大好きな方です。
ミナトノヨーコさん演出で、闇色鍵盤さんとヨーコさんのアトリエで行った『姉さんのウィタセクスアリス』の時に、「こういう形やったらいずみも気軽に、もっと役者としてやっていけるなあ」と、言ってもらい、わたしの役者としての活動の行く末をずっと気にかけていただいてました・・・
『ラ・ヴィータ』も『キン・ドン・カン』も『背中から40分』も・・・
見ていただけたら、どんなに喜んでもらえただろうかと思ってしまいます。
マジックショーだって、きっとみきさんは喜んで楽しんでくださったでしょうし、今回のKAVC舞台だって・・・
もしも、みきさんがここに居てくださったら・・・
そう思うと、公演終了後、運転する車の中でひとり、涙がこみあげてきました。
この先、どんな公演をしても、ずっとみきさんのことを思っていると思います。
そして、私自身、これからも役者として続けていけるよう、がんばりたいと思います。
とりあえず、『独りの国のアリス』は、イカロスの森で打ちたい演目。
やるぞ!と、心に決めた時、行動に移っていますように。
IZUMI